アユミネラル

中学受験を楽しむ

小学生連れ。日本史をめぐる奈良の旅①

中学受験に役立つ旅行

「中学受験を志すご家庭のなかには、子供とともに京都へ旅行に行かれる方が多い。」初めて聞いたとき、私は「なんて楽しそう!家族修学旅行したい!する!」とはりきりだしました。

ところがいろいろ考えだすと「日本史というならば、京都の前に奈良よね?もっというなら飛鳥は?滋賀も行かねば?」と妙に厳密なことを考えだしました。とはいえ、琵琶湖の大津宮は、現在はほぼ空き地なっているだけなのでパス。まず、明日香と奈良に行くことにしました。

明日香村のお宿

子供が小学校4年生の夏休み。小4の夏はまだまだ拘束時間は少ないものの、夏期講習は一応ありますし、その夏は3回も旅行へ行くことになってしまい、予定がキチキチでした。奈良行きは、午前中の夏期講習が終わって、駅で待ち合わせをし、そのままテキストを抱えて、新幹線に乗り込むというスケジュールになりました。

そのため1日目、明日香駅へ着いた頃にはすでに16時過ぎ。史跡めぐりは明日にまわそう、ということで宿へ。

奈良旅行には新幹線とホテルがパックツアーが最もお得だと思うのですが、「Airbnbで古民家に泊まる」というプランに、私は個人的にものすごいトキメキとロマンを感じていたのです。

Airbnb/民泊たるものがどんなことになっているのか、好奇心があったのが一つ。

もうひとつは古民家。

そこで泊ったのがこちら↓

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this is 趣き。築150年以上だそうです。周りは山で囲まれています。

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「はるすぎて~なつきにけらし しろたえの~ 衣ほすてふ天の香久山~」
と、詠んだのはきっとこんな景色だわ。

我が家は主人も私も東京生まれ東京育ちで「いなか」的な帰省先がありません。私は三代江戸っ子、実家の立地は駅まで徒歩1分、徒歩10歩でコンビニで、畳の部屋はあるものの、母がリフォームした和室はオサレな琉球畳。

なのでこういう昔~日本~田舎~的な世界へは私自身が強い憧れがあり、そこに子供を連れて行くのはもはや私にとっては人生のミッション。

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見てください、この、ザ・実家的な座卓、薄っぺらいお座布団を!なお、この縁側の戸は建付けが悪く、スムーズに開閉できません。トイレやお風呂はちょっと離れにあります。私はこういうところへの強い憧れがあるのですが、慣れてはいないので、暗くなると怖くて一人でトイレに行けませんでした。 そんな、ビジネス古民家ではなく、リアル古民家です。リアルに虫も出ました。なぜかずーーっと照明のところにカメムシ的ななにかが止まっていました。一晩経ってもまだいるので、なんとか追い出そうとおそるおそるツンツンしたら、なぜかこちらに向かってきて、ワーキャー絶叫したのは楽しい思い出。(※そう思える人のみが泊まれる場所です)

夕飯にイノシシ鍋をいただいたのですが、ものすっごい美味しかったです。その日にしとめたイノシシをいただきました。お野菜も畑で採れたての新鮮とのこと。子供は今でもたまに思い出して「美味しかった」と言います。

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さて翌日はいよいよ明日香めぐりです!