貝塚へ行こう!<その3>
ご近所貝塚へ行ってみて古代を学ぼう!シリーズです。
さて、展示館のあとは資料館です。
縄文土器
資料館内には発掘された縄文土器が展示されています。一つ一つの土器を見ているとデザインや工夫があって、6000年前の縄文人は粋だね、と感心してしまいます。子供にどの土器が好きかと尋ねたら「私はこれ」「私はこっち」と自分のお気に入りの土器をそれぞれ選んでいました。縄目模様のものもありますが、そんなに多くはなく、むしろ縄目模様がある土器を探したりしました。
!縄文様があるから縄文土器と名付けられた!
縄文人の衣装を着て、槍を持ってパチリ。
石器
資料館には矢じりなどの石器も展示されています。
打製石器は石を打ち砕いて割れた破片をそのまま使った石器。
磨製石器は石を研いで切れ味鋭くしたのが磨製石器。
しっかりと人の手が加えられ成形されているのが磨製石器なので、子供でもパッと見で判断がつきます。どれが打製石器でどれが磨製石器なのかを当てっこしました。「これはマセイ!これもマセイ!あ、ダセイだ!」とやっていました。
打製石器としてよく使われたのは黒曜石です。資料館でも石の展示があります。なかでも黒曜石は中学受験的に要チェック。「群馬県の岩宿遺跡で相沢忠弘さんが黒曜石の打製石器を発見して、初めて日本に旧石器時代があったことがわかった」。これは覚えるべき。
相沢忠弘さんは考古学を専門に研究なさっていたわけではなく在野で納豆売りをなさってた方です。納豆というネバネバしたものを扱いながら、切れ味鋭い黒曜石を発見するなんて面白いねー。という小ネタを子供たちに話した私の記憶はあるのですが、子供はすっかり忘れていました。
とはいえ打製石器と磨製石器は覚えていたので良しとしましょうか。
!打製石器は打ち砕いただけ、磨製石器はそれをさらに磨いた石器!
勾玉づくり
資料館では縄文人体験として、弓矢を放ったり、勾玉づくりもできます。私たちは勾玉づくりに挑戦しました。
なかなか根気のいる作業ですが楽しかったです。
紐をとおしてネックレスとして完成しました。
気軽に行ける歴史散歩の穴場ですので、お子さんを連れて是非、どうぞ。