中学受験で星座完璧の子が低学年でやっていたこと。その2
前回のブログの続きです。
夏の星座
まずは難易度の低い、夏の大三角から始めるのがおススメです。はくちょう座も白鳥ぽい形になっていますし、1星座に1星ずつ、わかりやすい形の3星座の3星で大三角を形作っているのが非常に単純で好きです。
夏の大三角
- はくちょう座 1等星デネブ
- わし座 1等星アルタイル ひこ星
- こと座 1等星ベガ おりひめ星
大三角に加えてさそり座 赤い一等星のアンタレスも貼りつけて夏の星座を完成させましょう。
よく、星座を覚えるのにギリシャ神話をからめたりもしますが、「ヘラクレス」とか「ゼウス」とか、覚えるべき星座に出てこない見知らぬ登場人物があまりに多いため、反応悪く。結局「夏におりひめが奏でる琴の音色を聞きに来た、ハクチョウとわし(ひこ星)。それを蠍が狙っているんだねぇ」という単純な話がいちばんしっくりするみたいです。
秋の星座
秋の四辺形
秋の四辺形は一等星はないので、秋の四辺形の星座はペガスス座とアンドロメダ座という2星座を覚えるだけで、四辺形を形どる星名は必要ありません。
他にはW型のカシオペヤ座。カシオペヤ座が北極星を探せる星座であること、その探し方(カシオペヤ座のWの形の外側の線の交点と真ん中の星を結んだ距離の5倍の距離とが重なる場所が北極星)は重要です。
もうひとつ。忘れちゃいけないおおぐま座。おおぐま座は北の空にあるので、いつの季節も見られる星座です。おおぐま座は北斗七星を含んでいるため、季節の星座としてではなく「北極星を探すには?」問題で出題されます。この、おおぐま座が難儀でした。
おくま座の位置は大雑把にいうと、北極星を中心としてカシオペヤ座の反対側にあるって感じです。ところが先にカシオペヤ座と北極星を貼りつけていたため、北斗七星のひしゃくの大きさを決めてそれを5倍に伸ばしたところに北極星が来るかな。あ、来ない。もうちょっと上・・・あ、ひしゃく小さい?あ、しし座にぶつかる・・・となって・・・私と子供がウワーーーッとなりました。何枚、蓄光シールを無駄にしたか。
結果的にカシオペヤ座が大きいわりに、おおぐま座が妙に小さくなってしまいました。他の星座に関しては、大きさと位置関係は、なんとなくあってれば良しとしてましたが、北斗七星(おおぐま座)/カシオペヤ座/北極星は位置関係が重要な星座です。しかもおおぐま座だけ一番最後にとりかかってしまったので難儀でした。おススメとしては、カシオペヤ座/北極星/北斗七星(おおぐま座)は秋の星座の段階で同時に貼りつけるのがやりやすいのかなーと思います。
冬の星座
冬の大三角
冬の大三角のなんちゃってオリジナル神話は「三ツ星ベルトのオリオンさんは白い大型犬シリウスと黄色い小型犬プロキオンを飼っているんだねぇ」でした。
冬は星が多いです。
おうし座のアルデバラン、ぎょしゃ座のカペラ、ふたご座のボルックスをおさえましょう。
春の星座
春の大三角
春の勝手にオリジナル創作神話はちょっとバイオレンス。「乙女のスピカさんは獅子にひきづり回されていたところを、牛飼いのアルクトゥルスさんに踏んづけられて止まった」
完成!歓声!
星座盤さながらに星の位置関係と大きさを正確に再現するのは、大変です。早めに諦めて良いと思います。大切なポイントは季節内での星座の大雑把な形(大三角、四辺形)と覚えるべき星の名前です。
そしてチコチコ貼った結果、照明を消して現れた星空は本当にキレイです。